循環器内科開業医の病気、世の中、生きる悩みについての独り言です


今何をすべきか?
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     今何をすべきか? ・・・ もしも私が総理大臣であったら

 “あなたは今の政治に満足していますか?”で書いたのは、今の政治の混迷の原因は“競争社会”か“福祉社会”のどちらを目指すかの目標がはっきりとしていないことにあるということでした。


 あなた任せでいられる“競争社会”のほうが政府にとって楽なのは当たり前です。

憲法第25条に“すべて国民は、健康で文化的な生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない”と本当は最低限の“福祉社会”は憲法で国の義務とされ、99条で大臣含む公務員は憲法を尊重する義務を負っているのですが、今はその最低限を達成するだけでも困難となっているのです。それは状況としてわかります。そんな中で “福祉社会”の方向を向くのは大変なことです。政府にお前たちがやれだけでは無理で国民の協力も当然必要なレベルです。競争社会”か“福祉社会”かは、政府が全体において、そして我々国民がどこまで頑張らないといけないかを考える上で一番大切なことだと思われます。


 こんな状況の中、現在全く同時に憲法改正、TPP、原発という非常に大きな問題があります。これら4つの問題は将来の日本に大きく影響するものですから今はっきりと国民が望む方針を決める必要があるのです。だから“今でしょ”なのです。しかしどうしたいかという考え方は4つの問題だけで16通りもあるのです。自分の選挙区で16人が立候補しようと自分の意見が正確に反映される可能性は極めて低いと思えます。


 つまり国民がこれら重要なことで本当に何を望んでいるかは選挙だけではわかりません

 

だからもしも私が総理大臣であったら


1.下記4項目の国民投票を衆議院選挙とあわせて1年後に行うことで、国民の希望する方針を得て終わります。

①個人主義のアメリカ型“競争社会”と協調主義の北欧型“福祉社会”のどちらを目指すか?

②憲法を改正するか?

TPPに加入するか?

④エネルギー源として今後も原子力発電を続けるか?


2.以後当面の日本の進む道ですからしっかりと選んでもらうために、その1年間で各項目の賛成、反対両者で国民に対してわかりやすく説明を繰り返します。ちなみに私は

①協調主義の北欧型“福祉社会”を目指す

②今安倍政権の目指している憲法改正を簡単にできるようにするための改正には反対

  憲法第9条を“自国の自衛を除く”国権の発動たる戦争とするなら賛成

  改正しないとするのも、戦後にできた憲法を国民が追認したという意味で賛成

③農業を含むTPP加入には絶対反対

④原子力発電には反対

 です。


3.1年後の結果がどちらであれ、その準備となる、そして今しなくてはならない施策をします。

①今ある日本の金融資産を減らさない方策

   オレオレ詐欺などへの法律に規定した罰則内での最高の罰則とするなど

生命保険などへの評価、対応

②方針がどれとなろうと1年後から施策が効率よく実施できるための・・・公務員改革

   優秀な人材を確保しようとした現在のシステムに伴っての矛盾、不満はわかる

   今までの長い時間で積み重ねられた悪弊をお互いが納得できる形でなくす

臨時の雇用創設

   昔宮本常一という方が写真などで多くの記録を残してくれました

   今時代の変遷期で昔からあるおばあちゃんの智恵といった日本の智恵が急速に

     失われつつあります。日本の智恵を記録にとどめるための大量の臨時雇用

      その中でのふれあい?

特許についての機関、法令などの作成

⑤③で集めた情報などをすべて記録する設備の創設(巨大なアーカイブ)

検証を含んだいいものを残していくような情報管理のシステム開発

⑥医療設備、食料、水などを積め、世界に派遣しうる大きな船(ノアの箱舟?)建造

     日本人の安全のためと資材を循環ざせての有効利用、海へ

⑦世界平和に対しての1年後の結果に問題ないレベルでのアピール

⑧研究を支援するためのシステムの検討

⑨税金、年金含めた下記文殊の智恵方式での将来予測の策定、検証の開始

⑩介護システムの実験的運用と金融資産保護

 

4.その他

①方針が決まったあとの政策の決め方として・・・重要事項では文殊の知恵方式

  1)人を選ぶ・・・関連の方たちから聞くことで正統2人異端1

  2)全く追加含めて同じ情報でプランを提出してもらう(関連省庁も?)

      サマリー1

 3)その3案を3グループで総合討議して実行案を選ぶ

  4)期間を決めて3グループで評価討論

 

②公正であり、かつ次代を育てるために

  最低限必要な守秘義務を確保しつつ教育を兼ねて数人の若い人材を常時

総理大臣の近くに配置して記録をさせる

 

結論としてはまだ人間は複雑な社会における将来を確実に予想できる段階にはない。

だから今は恥ずかしくあろうとも間違い含めて予想したこと、事実経過、それらに対しての評価などを正確に記録を残すことにより、それが次代の予想をより正確のものとできる助けにしたいということ。

 

 いつの日か多くの人々ができるだけ満足できるような世界がくること 

をみんなの願いとして

 今は自分たちがベストと考えることを、どう考えたか、どうしたか、どうなったか

        全てを正直に残すことで

 一歩ずつでも、ともに歩もう

ということでしょうか。

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