循環器内科開業医の病気、世の中、生きる悩みについての独り言です


現在の領土問題の解決に向けて
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           現在の領土問題の解決にむけて

領土問題は今まで多くの戦争の原因となってきました。もっと領土を広げたいという積極的な野望もありましたが、これは現在世界の目が見ている中では中々できない状態にあります。むしろどちらが領有しているかが曖昧な場所があれば、それをお互いが自国の領土であると主張することで戦争に至る場合が多く、例えばパレスチナ問題にしてもイスラエルの建国の時点でこの要素がありました。

 ですから領土問題を解決する方法、ルールを明らかにすることは、世界が平和に向かうための一つの重要なステップといえます。
 また日本はせっかく自衛以外の戦争の放棄を明記した平和憲法を持っていますが、領土問題を曖昧にしておけば自衛という名の戦争を起こす可能性を残してしまうことで、真の世界平和へ向かう第一歩となる可能性を失ってしまいます。

 現在日本は中国、韓国、ロシアとの間に尖閣諸島問題、竹島問題、北方領土問題というお互いの主張の異なる問題を抱えています。私はこの3つのすべてを国際司法裁判所など公のもとで話し合えるようにすることを提案します。

その主張においての重要な点は

1.戦争の大きな原因になりうる領土問題を解決するためのルールを明らかにすることは今後ともの世界の平和にとって重要だということ。

2.日本は容易に改正できないようにした“自衛以外の戦争放棄を明記した憲法”を持っているが、もしも世界の国が同じ憲法を持てばこの世から国家間の戦争はなくなります。この憲法を真に意味あるものにするためには自国の領域を確かにすることが絶対に必要ですと、実利主義の方からは愚かと思われるかもしれない日本の平和憲法を世界に対してアピールすること。日本は“利”ではなく“理”を大切にする国として、世界が平和に向かうようにさらに積極的に働くとまで表明すればさらによいと思います。

3.上記2点を実現するために日本は公の場所での話し合いを求め、その話し合いの結果には従うことを誓うとすること。

実際の面で重要なことは次の3点かと思います。

1.特にこういう領土問題ではナショナリズムから相手国民の反発を元々受けやすいかと思いますが、情報が不足することで誤解を受けてはより強い反発を受けることになりえます。国として相手国民に対して新聞などのメディアを通して、繰り返し誠実に日本が世界の平和を目指していることを理解してもらえるように伝える努力をすること。

2.“理”を明らかにするために、必要であれば“利”の面において当面の大幅な譲歩をすることは一つの方法としてありえること。大切なのは領有権ですから。

3.勿論提案をする前に、相手国政府とその主張を確認し、お互いが認めているところ、認めていないところを明らかにしておくことは話し合いの基本として重要であり、これも両国民に同じく公開すること。

 

PS:例えば公に対しての文章としては次のようになるでしょうか

 現在○○○○について日本と○○○○はともに自国の領有権を主張しています。日本は今回この問題について公の場所においてすべての情報を開示した両国の話し合いを希望しています。

 この公開での話し合いの目的は2つあります。

まず1つ目は今後の国家間の領土問題を解決するためのルールを明らかにし、モデル・ケースとすることです。領土問題は今まで多くの戦争の原因となってきました。特に複数の国が領有権を主張する場所では、関係する国家間での認識のずれによって戦争に至る危険性が高いといえます。ですから国家間の領土問題を解決することは将来の戦争の可能性を減らすために重要といえます。

2つ目は危険を伴いうる“さきがけ”であろうと、日本は世界が真に平和になることを目指すことを示すことです。日本は容易に改正できないようにした“自衛以外の戦争の放棄を明記した憲法”を持っています。もしも世界の国が同じ憲法を持てばこの世から国家間の戦争は100%なくなります。個別的自衛権は国際的に認められた権利ですが、もしも自国の領土が明確でなければ、お互いが自衛のためと主張する戦争が起こりえます。この憲法を真に意味あるものにするためには自国の領域を確かにすることが絶対に必要なのです。

 以上が話し合いをする目的ですが、もしも領有権が自国にあることに100%の自信があるならば、その根拠を公開して話し合うことには全くの問題はないと思われます。


 日本政府はこの話し合いの過程と結果において、両国民が、両国政府が納得することが一番大切だと考えています。現在日本が認識している両国政府の主張と根拠を別途提出しましたが、今後は○○政府の了解の上で、公開された全く同じ情報を両国民に提示することでお互いの信頼ある話し合いを円滑に進めたいと思います。


 ここに日本は、世界が認める正当な“理”に従い、世界が平和に向かうように今までより尚積極的に働くことを誓います。

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